Now loading...

ホークス情報

2018年6月24日

上林誠知 左投手克服の裏には


交流戦で12球団トップの7本塁打と
チームで一際光り輝いた、上林誠知、22歳。

6月頭に記録した、4試合連続ホームランは、全て左投手から。
去年、2割1分2厘だった対左の打率は
今年、3割台にまで、急上昇している。

「サウスポー」克服の裏にはいったい何が…。


【上林選手】
本当に元々左に苦手意識はないですし、高校の時も左からホームラン打っていたんで
去年はワンポイントのピッチャーをあてられて、結果が出なかったので
悔しい部分はありましたけど自分の実力も無かったので仕方ない。


昨シーズン、2割台と結果の出なかった対左投手。
サウスポーが相手の時は、スタメン落ち。
また代打を送られるケースが目立った。

楽天とのCSファイナルでも、
第1戦、左の塩見。
第2戦、同じく左の辛島に対し、ノーヒット。
第3戦からは、スタメンを外される。
チームは、日本シリーズ進出を決めたが、一人、悔し涙を流した。

レギュラーが約束されていなかった春のキャンプ。
昨シーズンと、同じ轍を踏むわけにはいかない。
人一倍、バットを振り、フォームを固めた。

すると、紅白戦で結果が出る。
左の笠原のスライダーを捉え、チーム第1号。
そして試合後、このような言葉を残している…。


【上林選手】
最近はちょっと体の開きが早かったというか
胸がちょっと開くのが早かったので、そこはちょっときのう修正して…


そう。左投手克服のキーワードの1つが、「体の開き」。


【上林選手】
どうしても顔が早く開いてしまったり体が開いてしまうとポイントもずれてくるんで、
そういうところは意識してやってる。


去年は、早く体が開き、泳がされるケースが見られた。
今年は、それを我慢し、体の軸が残っている。

比較してみると、一目瞭然。
同じタイミングで、去年は、すでにお腹が見えてしまっているのに対し、
今年は、まだ右側にしっかりと壁が出来ているのだ。


【上林選手】
左ピッチャーの時というのは、変化球が外に逃げていくので、
体が開いてしまうとバットが届かなくなるので、
開かずに行くと外に曲がったスライダーでも当たるので開かない方がいい。

体もそうですけど、顔も大事。
顔がこっち行って体が開いてなくても逃げちゃうので顔はしっかり残す。
絶対ずれるんで。


体だけでなく、顔の開きまで、ギリギリまで我慢し
外に逃げていく、変化球に対応。
それは、5年目の技術的な進化だった。



ただ、左投手攻略の理由は、それだけではなかった。
今月3日、3戦連続ホームランのあとに発した一言。
「濱涯さんのおかげ-」

感謝の一言の相手は…
ホークスの濱涯泰司さん。
左投げの打撃投手だ。


【濱涯さん】
もともとそれくらい打てる力持っている選手なんで、
自分がどうこうという話ではないんですけど。
まー、あーやって言ってくれたら本当に嬉しいですね。
最高の褒め言葉じゃないですかね。


濱涯さんは、九州国際大学から
ドラフト3位で当時のダイエーに入団。
ただ目立った成績を残せないまま現役引退。
2000年から打撃投手として第2の人生を歩んでいる。


【濱涯さん】
現役の時って、打たれないように投げるじゃないですか。
今度は打たせないといけない。
まずはスピードを遅くするのに苦労する。
軽く投げてもある程度、現役の時のボールみたいにピッといくじゃないですか。
それを落とさないといけない。
気持ちよく打ってもらって試合に行ってもらう。

【上林選手】
コントロールがいいので、言ったところに投げてくれますし変化球も投げてくれますし
気持ちよく打たせてくれるというか。そういうのはあった。


試合前のバッティング練習は
単純に、ど真ん中にストレートを投げるわけではない。

相手の打ちたいボールを感じ取り、
それぞれの打者に応じた、コース、高さ、球種を投げ分けているのだ。


【濱涯さん】
バッターによって好きな場所は違うので、高めが好きな人もいれば低目が好きな選手もいる。
上林はたぶん本人には聞いてないけど、
自分の感覚では低めの方がいいのかなと思って低めに投げるように意識している。
間でスライダーを投げるくらいで、特別なオーダーは無い。


最大8人の打撃投手が、試合前練習を担当している。
実は、上林に、濱涯さんが投げるようになったのは5月末。
プロ入り後、ほぼ初めてのことだったという。

それにもかかわらず、すぐに上林の求めるボールを感じ取った。
間に必ず数球、「スライダー」を投げることにしたのだ。

6月頭の4試合連続ホームランの内
実に3本が、スライダーだった。
濱涯さんとのバッティング練習で
良いイメージを掴めている証拠だ。


【上林選手】
自分で投げ分けてくれたりとか
インコースをわざと投げてくれたり、外に投げてくれたりとかはしてくれます。
本当に良いボールを投げてくれる。


【濱涯さん】
ああやって活躍してくれたらうれしいし、ほっとしますよ。打ってくれたら。


自身の技術力と、チームスタッフの支えで、
左投手を克服した上林。
この先は、昨シーズン調子を落とした、勝負の夏場。
5年目の真価が問われるのは、これからだ。

メールはこちらから

【E-mail:24時間募集中!】
sports@fbs.jp

あなたのメールを番組でOA!
質問、疑問、応援メッセージなんでもOK!

*お預かりした個人情報は、当社の制作および放送に関する個人情報本人との連絡に利用いたします。

 


 

Now loading...